言葉や場所が違っても気持ちは一つ。
私のケアで利用者様の笑顔を増やせるように。
ハートランド高槻/介護職
ナン ウ ペー
2020年入社
PROFILE
2020年にミャンマーから来日。福祉の専門学校に通いながら、サービス付き高齢者向け住宅ハートランド羽曳野で介護職として働きはじめる。ハートランド守口へ異動し2年ほど勤めた後、2022年4月からハートランド高槻に活躍の場を移す。母国で看護師・助産師として勤務した経験を生かし、日本でも看護師資格の取得や施設の管理者を目指して奮闘中。
INTERVIEW
スタッフインタビュー
高齢者のケアを志して来日。日本語と介護のスキルを磨いています。
私はミャンマー出身です。ミャンマーでは看護師・助産師として病院で働いていました。そのときから日本に興味があり、日本で高齢の方のケアをして喜んでいただきたいという思いがありました。川商へ入社したのは、川商の部長がミャンマーで面接をしてくれたから。政府から報奨金をもらいながら日本の福祉専門学校に通うための保証もしてくれて、来日が実現しました。最初に苦労したのは、やはり言葉の壁です。私は日本語を話しているつもりでも、相手にきちんと伝わっているのか心配でした。でもハートランドでは、伝わらなかったときはやさしく聞き直してくれますし、私が理解できないときは別の簡単な言葉で説明してくれるので、利用者様と職員の皆さんのおかげで成長できていると感じます。職員同士で話すときは、「なんでやねん」なんてツッコむことも(笑)。私はミャンマー語と日本語と私の民族語の3つを話しますが、最近ではときどき母国の言葉を忘れてしまい、頭の中でも日本語で考えごとをしたりしています。
膨らむ将来の夢に向かって、経験を重ねていきたい。
入社から2年半が経ち、仕事はもちろん日本食の味にも慣れてきました。羽曳野、守口、そして今の高槻と、3つのハートランドで働いてきて、仕事の進め方や雰囲気に多少の違いはありましたが、利用者様をゲストのように大切に扱いさまざまなサポートをしているのを見て、気持ちは一つだと感じます。身体介助で体力を使うため、疲れて自宅に帰る日もありますが、利用者様の「ありがとう」の言葉や笑顔が大変さを忘れさせてくれます。年配の方にはミャンマーと言うより、ビルマと言った方が伝わるようです。日本語を勉強しはじめたとき、昔の日本の曲を聴いて覚えたりしたので、レクリエーションでカラオケがあれば利用者様と一緒に楽しく歌うこともあります。将来的には日本でも看護師の資格を取得して、高齢者施設で働いていきたいですね。ミャンマーの看護師免許は日本では認められないので、2年ほど看護の専門学校に通う必要があります。また、施設の管理者になりたいという夢もあるので、まずは介護職としてさらに経験を積み、今後についてはゆっくり会社とも話していきたいです。
MESSAGE
どんな仕事をしてもストレスはあると思いますが、川商は外国人の私にとっても働きやすい職場だと感じます。ほかにもミャンマーから来た職員が活躍しているんですよ。難しい日本語があれば皆さんがやさしく教えてくれますし、話しやすいので私も分からないことがあればすぐに聞くようにしています。利用者様からも、たくさんの日本の言葉や大阪弁を教えてもらっています。川商に来て良かったなと思うので、新しく入る方と一緒に成長していきたいです。
取材日:2022年8月